神戸新聞(西播版) 掲載記事
会社の経営を疑似体験する「ビジネスシミュレーションゲーム高校生大会」が27日、兵庫県太子町糸井の太子高校であった。神戸、播磨地域の9校から40人が参加。ライバル社の動向を見極め、迅速な判断で利益をどれだけ伸ばせるか、14チームが「経営手腕」を競った。
商業を学習している高校生を対象に、創業などに関心をもってもらおうと太子町商工会が開催。同商工会員の税理士法人が開発したソフトを活用し、初めて企画した。
ゲームは各校2~4人で構成したチームごとに会社をつくり、同一地域で同じ商品を売るという設定。販売価格や社員の採用人数、広告費などを決めて開始した。適切な人員配置や教育訓練で着実に利益を上げるチームがある一方、売り上げ低迷で資金のやりくりに苦慮する会社も。四半期ごとに修正を加え、2年分の剰余金で優劣を争った。
加古川南高校2年の吉田優音さん(17)は「たくさんのデータから最良の経営判断を下す難しさがわかった」と話した。(松本茂祥)
大会結果は次の通り。①小野②加古川南③姫路商業A
参加者アンケート
高校生の皆さんの感想の多くが経営の本質をつくものであり、大いに感心させられます。
中でも秀逸は、「経営のおそろしさ もう一回やりたい」ですね。